公開日 2021年11月30日
更新日 2022年09月15日
令和3年11月19日(金曜日)、中央公民館で「認知症サポーター ステップアップ研修」を行いました。
今回の事業は、「認知症サポーター養成講座」の受講経験者に、認知症に関する知識をより深めていただくために開催したものです。
はじめに介護高齢課保健師の水谷副主幹より、認知症の方を地域で支える「チームオレンジ」について説明したあと、伊勢原協同病院 患者総合サポートセンターの五艘(ごそう)さんに御登壇いただき、「認知症の方の心理と行動」についての講義を行いました。
続いて、実際に認知症の診断を受けた当事者の方と奥様による、2本のインタビュー動画を放映。診断当時の心境や日課、これからの展望など、様々なトピックについてお話しいただきました。
物忘れに困ったり、道に迷ったりするけれど、ゴルフや散歩、日曜大工などを楽しんでいらっしゃるお二人の様子は、見ている私たちを明るい気持ちにさせてくれました。
(ご本人のプライバシー保護のため、写真の掲載は控えさせていただきます。)
そのあとは4つの班に分かれて、グループワークを行いました。
もし自分が認知症になったら… 率直な思いを付せんに書いて、模造紙に貼っていきます。
「できることは自分でやりたい」「認知症になっても、変わらず付き合いを続けてほしい」など、当事者の気持ちに寄り添った声が多く寄せられ、真剣で活発な意見交換がされていました。
最後は、インタビュー動画に出演されたお二人と奥様、4人の前で発表を行いました。
認知症になっても、いきなり人柄や生き方がガラッと変わってしまうものではありません。周囲のサポートがあれば、今回ご出演いただいたお二人のように、豊かな生活を送ることができます。
今や認知症は、誰もがなり得る病気です。正しい知識をつけて理解を深め、誰もが自分らしく生きていける社会を作っていきましょう。
市ではこのような事業などを通して、認知症予防や、地域一丸で当事者の方や家族を支える地域づくりを推進しています。
来年3月には、認知症の当事者や家族を題材とした「オンライン上映会」を予定しています。詳細は「広報いせはら」などで随時お知らせしますので、ぜひご参加ください。
- 伊勢原協同病院の五艘(ごそう)さんによる講義
- インタビュー動画を観たあとのグループワーク
- 自分が認知症になったら… 思い付くままに書いていきます
- 付せんをまとめて、グループごとに発表しました