公開日 2015年04月13日 時忠夫妻が子どもを捜し求めて山野に臥し谷間を捜索する場面 一方、長い間愛し子を捜し求めていた時忠夫妻は、住み慣れた家や財宝を捨て、郎党とも別れて子どもを捜す旅に出ました。その旅は、昼は草の葉の露をなめ、夜は岩を枕とし、苔を敷いて寝るといったとても苦しいものでした。何年も各地を捜し回り我が子に会えないことを嘆いていました。 前へ 第1段 第2段 第3段 第4段 第5段 第6段 第7段 第8段 第9段 第10段 第11段 次へ