公開日 2021年06月17日
更新日 2022年06月20日
暑い季節には、熱中症に注意が必要です。気温や湿度が高い日や、高齢者や乳幼児、体調の良くない人がいるご家庭では特に注意し、適度に扇風機やエアコンを使用して熱中症を防止しましょう。
〇マスク着用時の注意
マスクをしていると、していない状態にくらべて血中二酸化炭素濃度や体感温度が上昇し、熱中症のリスクが高くなります。したがって、屋外で人と十分な距離(少なくても2m以上)が確保できる場合には、マスクを外すようにしましょう。また、こまめに水分補給を取り、涼しい服装を心がけて対策をしましょう。
〇エアコンの使用について
一般的なエアコンは室内の空気を循環させるだけで換気は行っていません。感染症の拡大防止のためには換気扇や窓開放により換気をすることが効果的です。換気により室内温度が高くなった場合にはエアコンの設定温度を下げるなどの調整をしましょう。
- 熱中症とは
- 暑さのために体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能がうまく行われず、めまいや頭痛、吐き気などの症状を起こすことです。
- 症状
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- 立ちくらみ、めまい、吐き気がする
- こむら返りが起こる
- 身体がだるい
- 大量の発汗がある
- 頭痛がする
※ひどい時には意識を失い、命が危険になることもあります。
- どんな人がかかりやすいのか
- 脱水状態にある人、高齢者、過度の衣服を着ている人、普段から運動をしていない人、体調の悪い人、病気の人などがなりやすいです。
- 熱中症を予防するには
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- 暑さをさける
急に暑くなり、体が暑さに慣れていない時期や夏の猛暑日など、湿度が高い時には体からの汗の蒸発が妨げられ、体温が上昇しやすくなります。直射日光を避けるため、日傘や帽子、日陰を上手に使いましょう。服装も通気性の良いものを選びましょう。
- こまめな水分補給
のどが乾く前に水分補給をしましょう。また、スポーツなど大量に発汗する場合は、スポーツドリンクなど多少塩分の含まれた水分を補給しましょう。
- 体調を整える
睡眠をよくとり、バランスのよい食事などで体調管理をしましょう。また、体調の悪い時は、暑い日中の外出や運動を控えましょう。
- 冷房器具と上手につきあいましょう
冷房を効かせすぎると身体の体温調節機能が低下します。室温は28度くらいにし、扇風機も上手に利用しましょう。また、すだれやカーテン、ブラインドなど直射日光を防ぎ、風通しを良くすることも大切です。
- みんなで声かけをしましょう
一人ひとりが周囲の人に気を配り、熱中症の予防を呼びかけ合うことで発生を防げます。特に、高齢者・子ども・障害のある方には、周囲が協力して注意深く見守り、声かけをおこなっていくことが大切です。
- 暑さをさける
- 熱中症の対応
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- 涼しい場所へ移動する
- 衣類を緩めて休む
- 体を冷やす
- 水分補給をする
- 呼びかけに応じない、返事がおかしい、真っ直ぐに歩けない等の場合はすぐに救急車を要請しましょう。
詳しくは、環境省熱中症情報サイト(暑さ指数等の情報提供を実施しています)(外部リンク)をご覧ください。