公開日 2022年05月24日
更新日 2022年06月29日
ワーク・ライフ・バランスの定義
仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章によると、ワーク・ライフ・バランスは、
「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」
と定義され、具体的には
(1)就労による経済的自立が可能な社会
経済的自立を必要とする者、とりわけ若者がいきいきと働くことができ、かつ、経済的に自立可能な働き方ができ、結婚や子育てに関する希望の実現などに向けて、暮らしの経済的基盤ができる。
(2)健康で豊かな生活のための時間が確保できる社会
働く人々の健康が保持され、家族・友人などとの充実した時間、自己啓発や地域活動への参加のための時間などを持てる豊かな社会ができる。
(3)多様な働き方・生き方が選択できる社会
性や年齢などにかかわらず、誰もが自らの意欲と能力を持って様々な働き方や生き方に挑戦できる機会が提供されており、子育てや親の介護が必要な時期など個人の置かれた状況に応じて多様で柔軟な働き方が選択でき、しかも公正な処遇が確保されている
とされています。
なぜワーク・ライフ・バランスが必要か
近年、働く女性が増え、共働き世帯数は年々増加しています。総務省「労働力調査特別調査」によると、平成9年以降は共働き世帯数が男性雇用者と無業の妻から成る世帯数を上回り、共働き世帯数はその後も増加し続けています。しかし、現在の働き方は、「男性は仕事」「女性は家庭」といった、かつての性別役割分担意識が根強く残っており、仕事と介護・子育てなどとの両立がしやすいとは言えない面も多くあります。「出産後も働きたいのに働き続けられない」「仕事が忙しすぎて生活に豊かさが実感できない」といった状況が、社会の活力低下・少子化の一因となっています。
そうした状況を改善し、充実した暮らしを実現するためにワーク・ライフ・バランスの推進が必要とされています。
ワーク・ライフ・バランスに関する市の状況
市では、平成28年に男女共同参画に関するアンケート調査を行いました。
アンケート調査の結果によると、女性が働き続けたり再就するために特に必要だと思うこととして、「夫やパートナーが家事や育児を分担し、協力すること」の割合が男女ともに最も高くなっています。次いで、「上司や同僚に理解があり、出産後も働き続けられる雰囲気があること」の割合が高くなっています。
一方で、家庭において主に誰が家事を担っているかを尋ねたところ、「ほとんど妻」「どちらかというと妻」が多くの割合を占め、「夫と妻が同じくらい分担」は約10%にとどまっています。育児や親の介護についても同様で、多くの家庭で主に妻がその役割を担っています。
上記の結果から、男女が均等に家事や育児の負担を分かち合うとともに、男女が働きやすい職場環境がつくられるよう、努めていく必要があります。
我が家の「家事・育児分担」について考えよう
令和3年度いせはら男女共同参画フォーラムの講演テーマに合わせ、伊勢原市男女共同参画推進委員会では、我が家の「家事・育児分担」について考える方法の一つとして「家事分担リスト」を作成しました。
「家事・育児分担」の考え方や「家事分担リスト」の書き方などは、我が家の「家事・育児分担」について考えよう[PDF:1.03MB]をご覧ください。
「家事分担リスト」は、主要な家事や育児などをあらかじめ記載したシートとご自由に記入いただけるシートをそれぞれ用意しましたので、各家庭の状況に合わせ、ダウンロードしてご利用ください。
家事分担リスト
- 主要家事編1[PDF:148KB]
- 主要家事編2[PDF:143KB]
- 子育て家事編[PDF:156KB]
- フリー記入シート1[PDF:89.2KB]:48項目記入できます
- フリー記入シート2[PDF:89.2KB]:24項目記入できます
家事分担リストが出来上がったら、家事分担状況を図にしてみましょう。役割が見える化されて、「ついうっかり」がなくなるかもしれません。
分担状況イメージ図
市の取組
県の取組
- かながわ働き方改革(外部サイト)
- かながわ労働センターのご案内(外部サイト)相談窓口やセミナー等の情報提供しています
国の取組
- 「仕事と生活の調査」推進サイト(内閣府)(外部サイト)
- 働き方・休み方改善ポータルサイト(厚生労働省)(外部サイト)
- ハローワーク インターネットサービス(厚生労働省)(外部サイト)求人情報や給付金などの支援制度をご確認いただけます
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