市制施行50周年記念アーカイブ 新聞記事で振り返る あの日、あの時 第5回「県立伊勢原射撃場が完成」

公開日 2021年05月15日

更新日 2021年05月15日

第5回「県立伊勢原射撃場が完成」

今回紹介するのは県立伊勢原射撃場(上粕屋)が完成したことについて掲載された、昭和47(1972)年4月1日の記事です。

記事の内容

設備も環境も最高 県立伊勢原射撃場こけら落とし

県立伊勢原射撃場がこのほど大山山ろくに完成、三十一日午前十一時から来賓二百人が参加して、開場式が行なわれた。横浜市金沢区の県立富岡射場が周囲の開発のために“流れダマ”の危険が出て来たので、県が三億五千万円をかけて移転したもの。自然環境に恵まれた同射撃場は、ライフル三種目の射場が立体的にコンパクトされ、全国でも最も施設が整っている。

場所は伊勢原市上粕屋の山中。敷き地は八万四千平方メートル。ライフル射場には大口径用(八十メートル、覆道式・自然式)五的、小口径用(五十メートル、バッフル式・自然式)二十六的、空気銃用(十メートル、バッフル式・自
然式)二十七的。小口径と空気銃は二階建ての射場にはいり、大口径と合わせた三種目は雨天でも雨にぬれないで行き来できる。(後略)[神奈川新聞]

「クレー射撃場」と「ライフル射撃場」を併設する総合射撃場として誕生

かつて横浜市金沢区にあった富岡射撃場が移転したもので、全国で最も設備が整った射撃場として開場しました。神奈川県射撃協会により利用者の立場を重視した運営が行われています。平成25年には周辺の自然環境の保全を考慮し、散弾飛散防止のための防護壁を設置したほか、土壌への影響を防ぐため全弾回収を可能としたアスファルト舗装が施されています。27年の「紀の国わかやま国体」では、クレー射撃の競技会場となり、大会中で一番離れた会場として話題になりました。近年では新東名高速道路・伊勢原大山インターチェンジから約3分という好立地の影響もあり、遠方からたくさんの人々が訪れるほか、テレビドラマなどのロケ地としても数多く使用されています。

掲載

広報いせはら 令和3年5月15日号 第4面 ※紙面左下

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